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教育関連の資格
教育の場の重要性が指摘されている時代です。学力の低下はもちろん、学級崩壊、あるいは「切れる子」といった精神面の教育など、さまざまな面で問題が提起されています。教育の現場に携わる人たちは何かと気苦労が多いようです。
その反面、教育関連の資格は就職・転職に非常に役だつうえ、高収入・安定職へと結び付けられると人気です。とくに公立学校の教諭は地方公務員であるため、厳しい雇用状況の中でも安定した職場環境を維持できる職業として多くの人が希望しているようです。
そんな教育関連の資格の代表格はやはり学校教諭でしょう。学校教諭になるためには教員免許を取得する必要があります。この免許は通常大学の教育学科で専門の教育課程を修了する必要がありますが、それ以外にも試験に合格することで取得することも可能です。幅広い分野から人材を得るためにはじめられたこの試験は難関ではあるものの、試験をクリアすれば教員免許を取得することができるだけに多くの人が受験しています。
それから近年注目が集まっているのが保育士。こちらは人手不足と離職率が大きな問題となっています。待機児童と呼ばれる保育所に行きたくても行けない子供を減らすため、政府は本腰を上げて保育所の増設に取り組んでいます。また、最近では企業や施設などで保育所を設置するケースも増えており、その分保育士の働き場所は多様性を増している状況です。その点では就職・転職に非常に有利な資格ではあるのですが、待遇面の厳しさも同時に指摘されており派遣形態で雇用されるケースも増えています。この点が離職率の高さにも結びついており、今後の課題にもなっています。
教育関連の資格としてはほかにも図書館の司書やベビーシッターなども挙げられます。心の病が問題となっている現在、学校心理士という資格も登場しています。知識やコミュニケーション能力だけではなく、子供の心のケアも行う指導力も求められるのが現在の教育現場です。その意味でも教育関連の資格が持つ意味は非常に大きいといえるでしょう。
教員は高給といわれますが、実際どの程度の収入を得ているのでしょうか。公立の小学校・中学校の教諭で平均年収約742万円。サラリーマンの平均収入と比べればかなり高い数字です。一方保育士の平均年収は約322万円。ずいぶんと差があるように思えるか知れませんが、離職率の高さや勤続年数の短さなども原因となっています。
ひとつだけ間違いないのは教育関連の資格は「就職・転職に便利だから」といった安易な気持ちで取得しても意味がないということでしょう。他の資格のようにこの資格を持っているから他の業種で役だつということもありませんから、教育現場を一生の転職にするという気持ちを持った人が取得する資格ということになります。教育関連の資格を目指して進学・勉強する人は資格の難易度だけでなく、目指す仕事の内容などもよく把握しておくようにしたいものです。