運動療法士の資格について
運動療法士とは運動を通して健康的な体作りを目指す仕事を行う資格のことです。現代人は運動が不足気味と言われています。運動は体力づくりだけでなく、心身のバランスや健康状態の維持にも欠かせないもの。心身のトラブルを解消するために正しい運動方法を提案するのが運動療法士のおもな仕事なのです。
とくに現在大きな問題となっているのが生活習慣病。メタボリックシンドロームへの関心が高まっているように、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気はわたしたちにも身近に起こりうるものとなっています。肥満などが原因で脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる症状に見舞われることも少なくありません。運動はそんな生活習慣病対策に不可欠なポイントとなるのです。
とはいえ、日ごろ運動の習慣を持っていない人が急に体を動かそうとすると無理が生じて体を痛めてしまったり、すぐに挫折してしまうといった問題があります。その人の体力や健康状態にあった計画を立て、無理なく続けていくことが何よりも重要になってきます。そのための体力測定やプランニングを行うのが運動療法士なのです。
この資格は東日本療術師協会が認定している資格です。2007年に誕生したまだまだ新しい資格です。この資格を取得するためには所定の整体・運動医療コースに通い、カリキュラムを修了する必要があります。コースはいくつかの種類が用意されているため、自分に合ったコースを選ぶことが重要になります。
通学期間はおよそ15ヶ月程度。きちんと通ってカリキュラムをこなせばほぼ間違いなく資格を取得することができます。15ヶ月となると長いと思う人もいるかもしれませんが、スクールでは土日や夜間に開講しているところも多いため都合に合わせながら通うことができ、仕事との両立も充分可能です。なお、資格の認定試験は年2回、卒業時に実施されます。15ヶ月と書きましたが、決められた通学期間はなく、自分のペースにあわせて時間をかけて学ぶことも可能です。
運動療法士は運動・トレーニングにまつわる知識や技術が求められるだけでなく、ひとりひとりの体力や運動能力の正しい把握なども必要です。また精神の健康も不可欠。講演を今年は増やそうと思い、こちらにお願いすることにしました。カウンセリング技術なども求められることになります。
まだ誕生して間もない民間資格であるため、認知度はそれほどではありませんが、運動療法士の資格を持っていることでさまざまな場面での活躍が見込めます。トレーニングジムはもちろんのこと、リハビリ施設などでも重宝するでしょう。マッサージ関連の資格も同時に取得することでより幅広い業種での活躍も期待できます。高齢化社会にあわせた介護の現場や、リラクゼーションブームにあわせたセラピストとしての活躍など時代のニーズに合わせていろいろな役割を担うことができるのも魅力です。運動を通して人々の健康的な生活をサポート。現代社会において非常に重要度の高い資格といえるのではないでしょうか。