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通訳案内士の資格

海外から日本を訪れる外国人観光客に対して通訳や観光案内を行うことができる資格が通訳案内士です。観光立国を目指し外国人観光客の増加を目指している日本、そしてサブカルチャーを中心して日本の文化が世界的な関心を集めている現在、通訳案内士の役割の重要性もより高まっている状況です。

この通訳案内士の資格は2006年に誕生したまだ新しいものです。それまでは案内業務の資格のみが存在していましたが、この制度によって資格者がそれぞれ登録する方式に変わりました。なお、通訳というと英語をイメージする人も多いと思いますが、通訳案内士の資格ではそのほかフランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語があります。大手前高校合格を目指すならこのコースが良いでしょう。
試験は年1回実施され、筆記による一次試験と口述による二次試験とに分かれています。一次試験は8月下旬〜9月上旬に、口述試験は11月下旬〜12月上旬に実施されています。試験内容では語学の関する問題のほか、「日本地理」「日本歴史」「産業、経済、政治及び文化に関する一般常識」が問われます。口述試験では外国語による実践的なコミュニケーション能力だけでなく、人物考査もあわせて行われます。なお、他の言語ですでに合格している場合や、前年度に筆記試験をクリアしている場合など所定の条件をクリアしている場合には一部の科目が免除となります。合格の基準は語学の筆記試験が70点以上、そのほかの筆記試験は60点以上が目安となります。

受験資格はなく、年齢はもちろん、国籍も不問となっています。そのため日本語に堪能な外国人が資格を取得しているケースもあります。実際、試験もソウルや北京、香港といった海外でも実施されています。
語学力はもちろんのこと、観光施設や歴史、文化に関する幅広い知識が求められる資格だけに、試験は難問となっており合格率は15%程度。しかし取得することができれば就職・転職に直接結びつけることができます。すぐれた通訳案内士は旅行業界・観光業界ともに求めていますから、働き口に困ることはないでしょう。雇用環境には旅行会社などに就職する方法と、フリーとした活動する方法の2種類があります。気になる待遇ですが、日給3万円程度の収入が相場のようです。ただし、旅行・観光業界はシーズンがあり、収入に波があることが多いのが特徴です。とくにフリーの場合は安定した収入を得るのが難しい面があるようです。

通訳案内士の資格の最大の特徴は観光全般の知識が問われること。日本だけでなく、相手の国の知識が求められるのも大きなポイントです。文化や習慣の違い、タブーなどにも充分に配慮できる能力が求められることになります。観光客にとってはもっとも身近な存在であり、また旅行そのものの印象にも大きな影響をもたらすことになる通訳案内士。日本の魅力をどれだけアピールできるかも通訳案内士の腕にかかっているといっても過言ではないでしょう。それだけにやりがいのある仕事といえるのではないでしょうか。